ミックス・コーヒー
 君次第では、あの時の写真をメディアに流すことも可能なのだよ。
 俺としては、美しい君の姿を他の人間に見せるということは耐え難いが、君がそれを望むなら仕方ないだろう。

 俺だけの物でいたいのなら、頭の良い君にはどうしたらいいかわかるよね?

 明日の仕事の前に部屋に訪ねた時、地球上で俺以外の物が何も目に入らないくらいに、君の愛で俺の全身を浸して欲しい。

 それだけだ。
 君には簡単なことだろう?

 では、明日。楽しみにしているよ。

 愛をこめて。


(1987.12.10)


<Dear. 古亭路美鈴>

<From. 河内心蔵>



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