ヴァンタン
屋根裏部屋
母から携帯を受け取って、二階へと続く階段へと向かった。

その途中で早速携帯を開けて見た。
充電は満タンだった。


――流石〜。お母さんありがとう。
私は母の細やかな気配りに感謝しながら階段を上って行った。


――ん?


――てな事は?


――携帯がフル充電される程長湯だったって事?


――そりゃ呆れられる筈だわ。


――お母さんごめんね。


私は母に心配ばかり掛けているようで何となく悄げていた。




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