モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~
「せいぜい、姫乃の
機嫌をとって餌としての
役目を果たさせてください。
キミが姫乃に優しく
すればするほど、
姫乃は美味しい血を
提供してくれる
ようですから。
くれぐれも殺して
しまわないでください。
大事な餌に何かあれば、
僕よりも偏食家のキミの
方が困るんですからね。」

長々と嫌味を込めた
セリフを一方的に
言い終えて、ノークスは
足早に自室に向かって
去って行った。

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