モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~
「か…勝手に、勘違いして、
ごめんなさい…。」

素直に、謝った。

「…。…そうだね。
キミが、キスしてくれたら、
許してあげるよ。」

「…っ!」

何に対しての
謝罪なのかを察した
凍夜の顔に、意地の
悪い笑みが浮かんだ。

今の今まで
許してくれてたくせに、
ここぞとばかりに
付け込んでくるなんて、
本当にタチが悪い。

それでも、謝るべきは
姫乃なのだから、
逃げるわけにはいかない。

「ちゃんと、口にね。」

「!!」

恐る恐る凍夜に顔を
近づける姫乃に、
凍夜は楽しげに
注文をつけた。
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