モントリヒト城の吸血鬼①~ヴァンパイアの花嫁~
「…。ノークス。」

「なんです。」

「いつから、沙
羅のコト、
知ってたの?」

「あなたが初めて
城の抜け道から
抜け出して妹に
会いに行った
時からです。」

「…。じゃあ、
わたしがときどき
城を抜け出してた
ことも…。」

「僕も凍夜も
知っていましたよ。
隠し通せると
思っていたのですか?
たかだか人間の
小娘一人に
出し抜かれるほど
僕たちが腑抜けに
見えますか。」

「…あぁー…。」

脱力して、
姫乃はソファに
身を沈めた。

「後学のために
教えておいて
あげましょう。
僕たちは子供の
血は好まない。」

そういって、
ノークスは
中断していた
食事を再開する。
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