小さな恋の虹〜キミと描く夢〜
砂浜に足を取られながら進む。
圭にプレゼントを貰った、思い出の場所まで。
「………」
……あれ?
なに? あれ……
前方に、今までなかった物が作られている。
あれは……掲示板?
海の方を向いてたっている、銀色の掲示板だ。
あんなの、いつ作られたの?
首を傾げながら、何が貼られているのか覗きに行く。
「……え?」
ボス……っ。
ガラス張りの掲示板を見た瞬間、手からボストンバックが滑り落ちた。
……嘘。
口元に当てる手が、感動で震える。
……虹だ。
なに……これ。
ガラス張りの掲示板に張られていたのは、あの時海の残してくれた写真で作ったモザイクアートを縮小コピーしたものだった。
青空の下で、15人の笑顔で作りだした手を繋いでいる絵。
そして……