光のもとでⅠ
俺はタオルを首にかけた状態で、依然濡れ鼠のまま。
「湊さんが秋斗さんに連絡入れたみたい」
湊さんには今日までだと言われている。
それまでに説得できなければ眠らせてでも入院させると……。
本当は今朝、家に帰ってこなくても良かったんだ。
病院で、このまま入院させてくれるようにお願いした。
それをやめようと言ったのは湊さんだった。
意外、だった――。
この人なら隙あらば、と入院させると思っていた。
けれども、「最後まで説得を試みよう」と言われた。
「栄養状態が悪いことから精神のバランスが崩れているのはわかっている。身体がもう限界なのもわかっている。それでも、翠葉の意思で病院に入れたい」
そう言われたのだ。
こんな状態で何を言ってるんだ、とも思った。
「湊さんが秋斗さんに連絡入れたみたい」
湊さんには今日までだと言われている。
それまでに説得できなければ眠らせてでも入院させると……。
本当は今朝、家に帰ってこなくても良かったんだ。
病院で、このまま入院させてくれるようにお願いした。
それをやめようと言ったのは湊さんだった。
意外、だった――。
この人なら隙あらば、と入院させると思っていた。
けれども、「最後まで説得を試みよう」と言われた。
「栄養状態が悪いことから精神のバランスが崩れているのはわかっている。身体がもう限界なのもわかっている。それでも、翠葉の意思で病院に入れたい」
そう言われたのだ。
こんな状態で何を言ってるんだ、とも思った。