光のもとでⅠ
 息継ぎに上がってきたツカサにようやく伝えることができた。けれど、
「どうでも良くないから池に入ろうとしたんだろっ!?」
 思い切り怒鳴り返された。
「そうやって、もういいって言いながらずっと気にして、挙句翠がここに入るんじゃ意味がないんだよっっっ」
 一際きつい目と声で言われた。
 少し粗くなった呼吸で酸素を吸い込むと、ツカサは四回目の潜水をした。
 私はその場に座り込み、池の波紋をじっと見ていた。
< 7,505 / 10,041 >

この作品をシェア

pagetop