光のもとでⅠ
「兄さん……『衝動』って男側にしかないもの?」
「……それはつまり、性衝動ってやつ?」
「……そんなところ」
「くっ……おまえ、青春してるよな」
「……からかうならいい」
カップを持って立ち去ろうとしたら、
「悪い、からかうつもりはないよ」
すぐに謝られた。
兄さんを見ると、いつもと変わらない雰囲気で話し始める。
「性衝動がどこから、って定義にもよるかもしれないけど、人間は人を好きになったらありとあらゆる形で相手を求めるものなんじゃないかな。触れたい、抱きしめたい、キスしたい、セックスしたい。そんな衝動、男も女も関係なく持ってる」
「……それはつまり、性衝動ってやつ?」
「……そんなところ」
「くっ……おまえ、青春してるよな」
「……からかうならいい」
カップを持って立ち去ろうとしたら、
「悪い、からかうつもりはないよ」
すぐに謝られた。
兄さんを見ると、いつもと変わらない雰囲気で話し始める。
「性衝動がどこから、って定義にもよるかもしれないけど、人間は人を好きになったらありとあらゆる形で相手を求めるものなんじゃないかな。触れたい、抱きしめたい、キスしたい、セックスしたい。そんな衝動、男も女も関係なく持ってる」