光のもとでⅠ
横になって二時間くらいしてからだろうか。
栞さんに起こされた。
「海斗くんたちが来たわよ。どうする? リビングにする? それともこの部屋でいいかしら?」
少し悩む。
まだベッドの上の方が楽だし安全。
「あの、この部屋に通してもらっていいですか?」
「わかったわ。じゃ、今連れてくるわね」
そのあとすぐに部屋へ入ってきたのは飛鳥ちゃんの声だった。
そう、飛鳥ちゃんが入ってきたのではなく、飛鳥ちゃんの声が入ってきた。
「翠葉ーっっっ! 会いたかったよおおおっっっ!」
その声に少し身構える。
実物が入ってくると、予想どおりに勢いがあり余った飛鳥ちゃんに抱きつかれた。そしてすぐに桃華さんに引き剥がされる。
「飛鳥、相手は病人。OK?」
「うぅぅぅ……翠葉、ごめん」
「あはは、飛鳥ちゃんの充電は少し予想してたから大丈夫。想定内」
「思ったより元気そうで良かったよ」
と、声をかけてくれたのは佐野くんだった。
栞さんに起こされた。
「海斗くんたちが来たわよ。どうする? リビングにする? それともこの部屋でいいかしら?」
少し悩む。
まだベッドの上の方が楽だし安全。
「あの、この部屋に通してもらっていいですか?」
「わかったわ。じゃ、今連れてくるわね」
そのあとすぐに部屋へ入ってきたのは飛鳥ちゃんの声だった。
そう、飛鳥ちゃんが入ってきたのではなく、飛鳥ちゃんの声が入ってきた。
「翠葉ーっっっ! 会いたかったよおおおっっっ!」
その声に少し身構える。
実物が入ってくると、予想どおりに勢いがあり余った飛鳥ちゃんに抱きつかれた。そしてすぐに桃華さんに引き剥がされる。
「飛鳥、相手は病人。OK?」
「うぅぅぅ……翠葉、ごめん」
「あはは、飛鳥ちゃんの充電は少し予想してたから大丈夫。想定内」
「思ったより元気そうで良かったよ」
と、声をかけてくれたのは佐野くんだった。