光のもとでⅠ
 翠は堰を切ったように話しだす。
「……ごめんっ。ツカサ、私、ごめんねっ? 謝って許してもらえるかわからないけど、ごめんっ。関わらないでなんて思ってないっ。関わらなければ良かったなんて思ってないっ。本当にごめんっ。もう二度と言わないから、もう絶対に言わないから――」
 完全に先を越された。
 本来なら、俺から謝らなくてはいけないところで。
 そうだ――何を考えるより先に、まずは謝らなくてはいけなかった。
 何を受け入れられるとか受け入れられないとか、自分のことではなく……。
 こんな場面でようやくわかる。
 わかったのに、俺は素直になれない。
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