光のもとでⅠ

20

 結局、土日二日間は生理痛と闘う羽目になり、お母さんのお見送りも満足にはできなかった。何が救いかというならば、嘔吐に及ぶことがなかったことくらい。つまり、まだ検査の決定打には至っていない。
 お腹と胃がメインで、そのほか身体のあちこちが痛かったけれど、吐いていない分、いつもより少しだけ楽だった。

 今日、月曜日は保健室で湊先生の診察があり、学校が終わったら病院へ行く。
「予定が全部病院……」
 手帳を見ながら零した声を拾ったのは飛鳥ちゃんだった。
「体調、悪い?」
「あ、ごめんっ。違うの。ただ……私の予定は病院ばかりだな、と思って」
 私は、改めて視線を手帳に落とす。
「見てもいい?」
「うん」
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