光のもとでⅠ
「秋斗です」
 朗元さんは私を振り返り、
「わしの迎えじゃ。入れても良いかの?」
「……はい」
「やだったら断ってかまわんのじゃぞ?」
「えっ!? やだなんてそんなことはないですっ」
「そうかの?」
「はい……」
「入って良いぞ」
 ドアに向かって朗元さんが一言放つと静かにドアが開いた。
「じーさん……迎えに来いって呼んでおきながら来たらいないとかやめてよ」
 言いながら秋斗さんが入ってきた。そして、その後ろにツカサもいた。
「じゃが、わしが呼んだことで早々にお嬢さんに会えたじゃろ?」
「それはそうだけど……」
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