光のもとでⅠ
 御園生が足を踏み出す瞬間に立ち会えた気分。
 そのまま、秋斗先生のところまで行けること祈ってる。
『経過はメールで連絡するね。あ……でも、もう夜遅いから……明日の朝のほうがいいね』
「いや、何時でもいいよ。寝るときはサイレントモードにしちゃうから」
『ありがとう……。佐野くん、本当にありがとう』
「うん。次会うときは学校だな」
『うん。やっとみんなに会える』
「じゃ、学校で」
 次に会うときには、御園生の笑顔が見れますように――。
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