光のもとでⅠ

風変わりな友人 Side 高崎葵 01話

 中間考査明けの本日――俺、高崎葵は朝っぱらからよく走り、よく跳び、よくがんばりました。
 あと半月もしたら梅雨だなぁ……。
 そんなことを考えながら部室を出た。
 隣には同じクラスで同じ部の御園生蒼樹が歩いてる。
「今日の午後から雨だっけ?」
 不意に訊かれた問いに、俺は朝見た天気予報を思い出す。
「確かそう。弟も傘がどーのって言ってた気がする」
「じゃ、部活終わるの早いよな」
 ……珍しい、この部活大好き男が。
「何かあるの?」
「帰りに誕生日プレゼントを買いに行こうと思って」
 誕プレ?
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