ホワイトタイガー
がちゃんと玄関の音に数人が反応した。そのあと数人が私の方を見ているような気がした。
目なんかあわさない。
持っているコンビニ袋の中身を、しれっとそれっぽいところに解き放っていった。
生まれついての見栄っ張り気質というか、どうも自意識過剰のひどいわたしはその場で、いかに普通を演じるかにエネルギーを注いだ。
慌てたりうろたえたり、焦ったりする所を見られたくないし、何も言わずに出て行ったホワイトタイガーさんを追いかけるというのが、そういうような意味で出来なかった。
負けず嫌い。
というのも違う気がする。だけどこの場所から離れたら負けだと脳からシグナルがなる。ややこしい頭め。
空いてる席に普通と自然体を意識しながら周りの女の子にだけ「どうも」とわざとらしく敵ではありませんよというような顔を作って挨拶をしてから座った。
目に付いた別に読みたくもない雑誌を「これいいかな?」と問いかけたのだが、普通の表情が崩れそうなぐらい時間が経過した後に、もの凄い小さな声で「どうぞ」とだけ言われて手に取った。
携帯なんて触ってたまるか、というか私は一体何と戦ってるんだ。
私は今どういう状況なんだろうか? てか、ここは、なに部屋なんだろうか。
酷く混乱していたが、その混乱が少しでも漏れないことに意識を集中した。
目なんかあわさない。
持っているコンビニ袋の中身を、しれっとそれっぽいところに解き放っていった。
生まれついての見栄っ張り気質というか、どうも自意識過剰のひどいわたしはその場で、いかに普通を演じるかにエネルギーを注いだ。
慌てたりうろたえたり、焦ったりする所を見られたくないし、何も言わずに出て行ったホワイトタイガーさんを追いかけるというのが、そういうような意味で出来なかった。
負けず嫌い。
というのも違う気がする。だけどこの場所から離れたら負けだと脳からシグナルがなる。ややこしい頭め。
空いてる席に普通と自然体を意識しながら周りの女の子にだけ「どうも」とわざとらしく敵ではありませんよというような顔を作って挨拶をしてから座った。
目に付いた別に読みたくもない雑誌を「これいいかな?」と問いかけたのだが、普通の表情が崩れそうなぐらい時間が経過した後に、もの凄い小さな声で「どうぞ」とだけ言われて手に取った。
携帯なんて触ってたまるか、というか私は一体何と戦ってるんだ。
私は今どういう状況なんだろうか? てか、ここは、なに部屋なんだろうか。
酷く混乱していたが、その混乱が少しでも漏れないことに意識を集中した。