♥♥♥危険なアフタースクール〜♥♥♥

2、極上の時間

お姫様だっこをして

雷馬が 部屋へすみれを

連れて行く途中で



すみれが


うっすらと


目を覚ました。



「雷馬・・・・くん なの?」




「そうだ。


俺以外に 誰がお前を


こうやって 抱いて歩くんだ?」



当たり前のように


平然と歩く雷馬。




「雷馬くん・・・濡れてるね・・・」


雷馬の髪から

雨の雫が すみれの上に ぽたぽたと

落ちてきていた。





< 151 / 206 >

この作品をシェア

pagetop