生まれた愛




俺は結衣の腰回りに腕を回す



ずっとこのまま花火を見ていた





30分ほどの花火だったけど




「すごーーい!!めっちゃきれいー!」



「ほんとだな」



俺はドキドキして花火どころじゃない




ここで俺も腹をくくる




不安な気持ちをいっぱいにさせて




結衣への思いを伝えよう






「俺ら、なんか付き合ってるみたいだな」



そう言うと結衣はこちらの方へ顔を向けた




「なんで?」




な、なんでって……





ちょっとためらいながらも俺は続ける






「だって、こんなことしながら花火見るのって恋人同士じゃないと出来ないわけじゃん?」




「うん出来ないよね」



「その……だから」







俺は緊張しながらも伝えた










「付き合おうか」








「やだよ」












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