総長が求めた光 ~Ⅲ神と獣~【完】
周りを殴りながら、相手を探す。
むさ苦しい男の中に、チラリと見えた藍色の髪。
アイツか・・・!?
けど、すぐに見失って違う男が目の前に現れる。
こりゃこりゃ。
「邪魔だ、どきな。」
とにかく殴って殴りまくった。
そして、あの柑橘系の香りがしたとき視界の端に藍色を捉えた。
―――――見つけたっ
斜め後ろから飛んでくる拳。
それを、片手でキャッチする。
俺の掌にすっぽり収まるような小さな拳。