赤色の恋 <短編>


朝になった。


昨日泣きすぎたせいで、目が真っ赤に腫れてる。


どうしよう…。

こんなんじゃ外に出られない。



あたしは学校を休んで夕方まで寝た。



もうなんかわからへん…。



友達もおらん。

彼氏もおらん。

なんかもうイヤ…。



どうにかして現実逃避したかった。


とにかく逃げたかった。




それやのに足はいつの間にか…

駅に向かってた。




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