私の刑事さん

その日の夜、私は海斗さんと寝た。

「なぁ美奈、俺でいいの?」

「いいです」

海斗さんは笑いながら私の頬をつねった。

「俺おじさんだぞ?」

「違うもん!」

歳の差なんか関係ないもん!

それに16と24だもん!!

全然大丈夫だもん!!

私は海斗さんに抱きついた。

「何だ~?」

海斗さんがニヤニヤしながら私の頭を撫でた。

「海斗さんこそ…私でいんですか?」

「当たり前、美奈しかだめ」

「私の体、傷だらけですよ?」

海斗さんが私を抱きしめる力を強めた。

「安心しろ、全部俺が消してやるから」

「…はぃ…」

海斗さんが安心しろって言うと全部大丈夫って思える。


おやすみなさい海斗さん…。

< 91 / 116 >

この作品をシェア

pagetop