もう一度、君にめぐり逢いたい〜ちっさいおじさんが起こした奇跡⁎⁺˳✧༚
『ソウでしたカァ……』


照れながら、納得しているおじさん。


「あっ!」


何かを思いだした母親は、急に立ち上がった。


「ちょっと出掛けてきます」


そう言って玄関の方に走りだし、サンダルを引っ掛けて外に出ていってしまった。


『ユイとそっくりダナァ』


「やだーっ、私より強烈な天然だと思うけど」


緊張が緩んだ客間に、2人の笑い声が響き渡る……。


突然、優衣は我に返った。


「おじさーん! なんで見つかっちゃったのーっ」


『スマナイ、スマナイ……。ベランダから入る風が気持ち良くて、ツイツイ昼寝ヲ』


「もう、心臓が痛くなっちゃったよーっ」


『ワタシもダヨ』


「……取り合えず、着替えくるわー」


『ヘッ、置き去りカイ!?』


心細そうに、優衣を見つめるおじさん。


「お母さんなら大丈夫、おじさんを歓迎してるみたいだし」


『ソウなのカイ?』


「うん! だから心配しないで、ここに居てっ」


『……アイヨ。早く戻ってきてオクレ』


深く頷いて、2階に上がっていく。
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