我が儘な後輩君



「だ、大丈夫かなーって。」

と言ってあたしはお土産にとコンビニで買ってきたプリンを渡す。


いつもはコンタクトなのだろう、珍しく眼鏡をの彼は眼鏡好きのあたしにとって、もう1つのドキドキさせるポイントだった。


彼は、
「わざわざありがとうございます。」

と言ってあたしを見る。


眼鏡の奥の視線と目が合い、慌ててあたしは目を逸らす。

これ以上ここにいたら気が狂いそう。


早めに去らなければ。

そう思っていた。
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