サファイヤアンドロイドの夢
「バラバラにされたアンドロイドは高級なオーダー品らしい。3年も経っているのに一部分でもメモリーが再生出来るなんて、ラボの連中も驚いていた。普通の家庭用アンドロイドなら、動力が切れた時点でお陀仏だ。」


「へーえ。そりゃまた勿体無いことを。」


タケルは、ギルドの話に適当に相槌をうちながら、携帯端末をタップし、
数十枚の写真を丁寧に見ていく。


あの時と同じ手口だ。


奴はまだ生きているのだ。


やっと見つけた。



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