サファイヤアンドロイドの夢
「おまえの歌が聞きたい。」


「え?」


そうだ。
私は、ここに男がいると思ったのだ。
ここで、
私を待っていてくれるはずだと。
だから。

「行くぞ。タケル。」


初めて私に名前を呼ばれた男が、私に手を伸ばす。
私達二人は、本部を目指して飛んだ。
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