漆黒の瞬き
   
桃子は言われた通り川で洗濯をしました。

洗濯が終わった後ぼんやりと川を眺め、なにを思ったのか草や花を憎らしげにむしり取りました。

桃子は面倒臭いことが嫌いでした。

本当は洗濯などやりたくなかったのです。

それを直接言えないものですから、物言わぬ植物や石などに気持ちをぶつけているのです。

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