漆黒の瞬き
   
桃子が急に声をかけた為、犬は驚いて飛び上がりました。

しかし声をかけたのが桃子だと分かると、安心した顔をしました。

「やあやあ、初めまして。

私はすぐそこの村の者でごぜえます。

あなたさまは見たところ人間のようですが、こんな辺境の村に何かご用でごぜえますか?」

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