約束の花~命と恋の物語~
それから降りてきた二人と話して、お母さんともたくさん話して、
夕飯もご馳走になって帰った。
すごく賑やかで、綺麗な家族だった。
お父さんにも会ってみたかったな、なんて…
思ってもしょうがないか。
出張なんだし。
でもとにかく、楽しかった…。
亜弥と俺のことをお互いの親に認めてもらえた。
きっと、俺はこの日を一生忘れない―。
そして、これが亜弥の楽しそうに過ごす時間の、
最後だった―…。