約束の花~命と恋の物語~



「祥くん」


私が声をかけると、


祥くんはゆっくりと振り向く。


ベンチに座って、隣をポンッと叩いた。


祥くんが隣に座る。


「祥くんは…亜弥ちゃんの病気についてどう思いますか」


…なんて答えるんだろ?


変な答えだったら承知しない。


「世界は理不尽だ、って思ったよ」


…返ってきた答えは予想してたものじゃなかった。


思わず涙が頬を伝う。



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