もし、君の涙を拭えるなら
「わかった。」





お父さんは、頷いて部屋を出ていった。





私は、くまを見る。くまは、固まったように動かなかった。こうして見ると、本当にただのぬいぐるみだ。





もしかしたら、さっきまでのは、寝惚けていただけなのかもしれないと一瞬思ったけど、くまはお父さんがいなくなったとわかると、また動きだした。





「ねえ。」





『何、みづき?』





< 37 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop