たとえ君が。



書斎に入ってパソコンを起動させる。


 
「一体、いつになったら…

     心を開いてくれるのか…」


自然と溜め息が出る。


記憶がないってことは、っまり。

俺と過ごした日々も、

俺への気持ちも…

全部、全部リセット…ってことだ。


覚悟は、してたつもソだ。


でもなぁ・・・

こうも拒否するとは思ってなかった。



「っと…仕事、仕事…」



何にしても、金がいる。

しっかり仕事して稼がないとな。


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