天神学園高等部の奇怪な面々27
危うく補習の餌食になる所だった鷹雅。

そんな彼の答案を。

「河童君はどうだったん?」

遊里がヒョイと覗き込む。

「おぉ!古文はいい点数とってんじゃん!」

「まぁな、古文つーけど俺ら妖怪にとっては今でも使う言葉もあるからな」

大妖怪の面目躍如。

どうだハイテンションメガマックスすげぇだろとばかりに胸を張る鷹雅。

「でも英語は私の方が20点以上も上だね」

「喧しい!妖怪に異人の言葉なんて必要ねぇ!」

「そうだよねぇ、英語喋る河童なんてねぇ」

「河童違う!」

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