天神学園高等部の奇怪な面々27
「仕方ねぇな!」

意外とすばしっこい遊里を捕まえるにはこれしかない。

鷹雅は背中の黒い翼を広げ、屋敷の廊下を低空飛行!

「あっ!」

流石に飛翔する鷹雅には敵わず、遊里は腕を掴まれてしまう。

「何すんの!放せエロ河童!」

「エロじゃねぇ!」

「触ってんだからエロだ!放せエロエロエロエロエロ!エェロォオォッ!」

「デカイ声で喚くな小猿!」

「だったら放せぇっ!橘ブラザーズとずっとお喋りしてればいいんだぁっ!」

「あ?」

遊里の言葉に首を傾げる鷹雅。

「私より橘ブラザーズと一緒に喋ってる時間のが長かった!私と喋るより、橘ブラザーズの方がいいんだっ?うわぁあぁあぁあんっ!」

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