cat life

「ごめんね。
君に言っても分からないのにね…」

僕は心の中で
"そんなことないよ"
って言った。
でもきっとあなたには伝わっていないと思う。

精一杯なぐさめようとして女の人の膝にのった。

「君はやっぱり優しいね。君に名前をつけてあげるね。
優しいから"優"ってそのままだね。」

「にゃあ。」

僕は"優"という名前が気に入って返事をした。
< 8 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop