パーフェクトティーチャー
「なんていえばいいのかな・・・
ボクも自分にあっちの趣味はないと信じて疑わなかったんだが・・・」


「ちょっと待ってよ先生!
そこは普通に『ありません』って答えてよ」


氷室の返答が今世紀最大規模の動揺をもたらす。


「ないともいいきれないなぁと最近思うんだよねー」


「それってカミングアウトととっていいんでしょうか?」


「いやぁ、そこまではっきりとはいってないでしょ」


「もう、イライラするなぁ。
結局どういうことなんです?」


「自分でもうまくいえないんだ。
生まれて初めて女装をしたわけだけど、意外と楽しかったんだ。
自分の知らない自分と出会えた喜びっていうのかなあ」


「はあ」


ほたるはまったく共感できない。


< 122 / 207 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop