Marius−マリウス−前編
「博学のお前が知らぬほど遠い星に、マリウスの人々を全て移す程の技術はマリウスにはないであろう」
「…」
「かと言って、技術の進歩を待てる程の時間は、もはや、このマリウスには残っていない」
「…では、我々はただ滅亡を待つのみ…」
 ニシキアスは呆然と呟いた。
「ニシキアス」
「…はっ」
「息子たちは、元気に育っておるか」
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