『恋人代行 』 ① 媚薬の口づけ
潤くんは1年から5年まで“主席”らしい。
頭が良くて、性格も良く…
極めつけは超が付くほどの超絶イケメン。
天は二物を与えずと言うが、
彼には二物どころか三物も四物も与えてる気がする。
神様って……女の人??
朝食を済ませ、身支度をして…
駅まで一緒に行くことに。
大学の方向が逆なので改札口で…
「今日のバイトは遠出の予定だから、アイツには会わないと思うし…心配しなくて大丈夫だよ?」
「え?」
潤くんはそう言いながら、優しく頭を撫でている。
「あっ……はい//////」
横を通り過ぎるOLさんの視線が痛い。
きっと、今…私は潤くんの彼女と思われているんだろうなぁ。
現に超絶美形の極甘フェイスで、
私に最高級の笑顔を振り撒いているのだから。
きっと、私以外の女の子なら即効で落ちてるだろうな。