『恋人代行 』 ① 媚薬の口づけ
彼女とは後日、改めて連絡を取るということになった。
自宅に帰ると―――――。
「ねぇ、どうだった?可愛かったでしょ!?」
「あぁ、まぁ可愛いんじゃねぇ?」
姉貴にはそう答えたが…。
実際、彼女は結構可愛かった。
俺の周りにいる女に当て嵌めると、上の上。
俺は彼女の行動を思いだして…
ついニヤけてしまっていた。
「何なに?そんなに可愛かったの?まぁ、弥生も相当可愛いから、想像つくけど…」
「まぁ、否定はしないでおくよ」
「大親友の妹なんだから、変なマネはしないでよ?」
「わかってるって……」
変なマネってどんなマネ?
俺が襲うとでも思ってんのか?
まぁ、普通の男なら速攻で襲ってんだろうな。
けど、あんな可愛い子をフルとは…
バカな男もいるもんだ……。
俺は後日、改めて連絡を取り合う事になったと報告した。