『恋人代行 』 ① 媚薬の口づけ
あまりに唐突な質問に、グラスを持つ手がビクッとする。
次に葛城さんを見た時は既に私の隣り。
えぇ―――――――っ!!
何で隣りに??
4人用の卓席は葛城さんが座ると密着度が…。
近い……近すぎる!!
さほど広くない4人用の卓席。
自然と肩が触れ合う。
どうしよう……。
こんな近くに……。
「あの、どうして…と、隣りに?」
緊張のあまりぎこちない。
心臓が急激に騒ぎだし、触れ合う肩から伝わるんじゃないかと気が気じゃない。
「葵は俺が隣りじゃイヤ?」
片肘をテーブルに着いて妖艶な笑みで聞き返して来る。
私が固まっていると、
髪に指を絡めて……
「イヤ?」
あまりに妖艶な眼差しに身動きが取れない。
私は必死の想いでブンブンと首を振る。
すると―――――。
髪を触っていた手は腰に回され…
耳元に息が掛かった。