相手にされない王子様


「おっはよう!諸君!」




ハジメが来やがった。


萎えた。




「じゃあな、有川。また昼休み来るわ」


「え!?もう行くの!?」




当たり前だ。




「もうすぐで授業始まる。ほら、行くぞ」




誰が有川とハジメを話させてやるもんか。


俺は寛大な心なんて持ってねーんだよ。


王子様なんて呼ばれても…それは見た目だけで、優しい紳士を望むならお伽話の国でも行ってくれ。
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