相手にされない王子様


「――有川。ごめんな」




「腕ですか?
赤いですけど、気にしないで下さい。今は見た目ほど痛くないですから」




ちげーよ。




「――アイツにキスされたことだよ」




「何故、私が怒るのですか?」




せめて嫉妬とかねーのかよ?



―――本当に俺って、有川に好かれてんのか…?
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