相手にされない王子様


「スバちゃん、痛いです」




俺が冷水機で口を濯いでいると、有川が言った。


……くそっ…何回洗っても気持ち悪ィー…




「――悪い。あともうちょっと」




何度濯いでも嫌な感触が残っている。


だけどこんなことばっかりやってらんねー。
有川にきちんと説明しないとな。


俺は屋上へ行くことにした。
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