+.*ベッドの上の王子様*.+【完】

fourteenlove


「ねぇ・・・先輩・・・・。」


少し、落ち着いてあたしは先輩に話しかけた。


「ん、どうしたの?」


先輩は優しくあたしの話を聞いてくれる。


顔をあげて、先輩の顔を見る。


すると、先輩がいきなり笑い出した。


「ブハッ・・・。」


「え、ちょ、なんですか!?」


先輩は、笑ったまま答えてくれない。


「ご、ゴメン・・・ック・・・・いやね、泣きすぎて腫れぼったいシホちゃんの目がかわいくて・・・・フフ・・・赤くなってるよ・・・・。」


優しく人差し指であたしの瞼をさする。


あたしは、恥ずかしくなってサッと顔を隠してそーっと顔を出した。


< 115 / 191 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop