隣のジェントルマン



●●●●●●






「おにぎりにパンにプリン…っと、まあこれだけあれば明日の朝まで大丈夫か。」


コンビニって何気に利用してたけど、いざとなると凄い助かるよなあ。








―――あの悲惨なカップラーメンを片付けてマンションから近いコンビニへと、明日から着るはずのスーツをなぜか着用して行った。



なんとなく着てみたかった、っていう特になんの根拠もない理由だ。







んーとあれだ…、


高校に入学する前に新しい制服を何回も着たくなっちゃうような心境だ。




新しいスーツはパリッてしてて、なんだか気持ちがシャキッとなる。






明日から初出勤だからわくわくしてしょうがない。








ちなみに私が働く会社は結構大手の会社で女性のスーツが決まっているのだ。

かなりおしゃれで可愛いくて初めて見たときに気に入った。












だから、つい―――「おい、聞いてんのかよっ!?」







……ん?

………喧嘩?




っていうか私がせっかく話の説明をしている途中に切るのやめてもらえます!?


最初の料理ができないという最悪な印象残しちゃったから、今取り返すのにこっちは必死なんです!!!






だってヒロインが可愛くてドジっ子ならいいよ?



でも私みたいなのが料理できなくて、ましてやカップラーメンすら作れない女なんだから絶体絶命ですよ!?











降板は嫌だよぉぉぉぉ!!!




< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

夢の途中
rukia/著

総文字数/21,717

歴史・時代40ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
剣道一筋の少女 足立 惠瑠 アダチ エル 補習帰り、電車に乗ってそのまま寝てしまった。 目を開ければ―――
お嬢っ!!
rukia/著

総文字数/35,306

恋愛(キケン・ダーク)76ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
聖マリア女学院 そこに麗しいお嬢様がいた “ 白鳥 リコ ” 彼女こそ真のお嬢様!? しかし マイペースで不思議なリーダー キラキラ眩しい金髪 色気ありすぎだろ黒髪 女の子みたいなうさぎくん 皆に優しいお兄さん 彼らの登場でお嬢様の人生変わっちゃいます! ※この作品に出てくる高校名、人物、その他もろもろはすべてフィクションです。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop