【完】Secret Story ‐笠井 龍輝‐


……。


その後、健吾と優も合流し、何故か宴会が始まった。
朔也は呆れた顔でみんなのことを見ていたけれど、その次にはもう、諦めたように微笑んだ。


大雅はいつもみたいに速いペースで酒を飲み、隣に居る朔也にちょっかい出して笑ってる。
健吾と優はこっちが恥ずかしくなるくらいベタベタくっついて、幸せそう。

ちょっかい出された側の朔也は、煩わしそうにしながらも本気で嫌がってる感じじゃなくて、“いつもの時間”を楽しんでいるように見えた。

…そして真由は、みんなを見て楽しそうに笑っていた。
“今”を楽しみ、そして“これから”を思い、微笑んでいる。そんな風に見えた。




……俺のそばにはいつも朔也と大雅と健吾が居て、そこに真由と優が加わって、俺たち6人は「当たり前」のように毎日を過ごしてきた。

高校を卒業したら、今みたいに頻繁には会えなくなるかもしれないけれど。
それでも俺たちは、きっと変わらず笑っていると思う。


色んなことを話して笑って、時には喧嘩したりもあるけれど。
それでも俺は…――、




「――…俺はずっと、お前らと生きていきたい」




その小さな小さな声は誰にも聞こえていなかったけれど、
それでもその瞬間、全員が俺を見て微笑んだような、そんな気がした。








end

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