略奪愛の結末
「なんとか会えないかって言われたの。」

「そう……。」

「また電話がきたらどうする?」

「姉には伝えましたって言って。」


「わかった。」


今井に会おうと思った。

ちょうどいい


篤朗が私をあきらめるいいきっかけになる。


「おねえちゃんは 今井さんが好きなの?」
マリがストレートに言葉にした。

「そうね。忘れられないわ。
いろんな思い出をたくさん残してくれたもの。
いいことも悪いことも 楽しいことも
辛いことも…すべて初めてなことばかり…。」

「そうか。いいじゃん 不倫だって。
応援するから・・・・ね?」


マリは私の手をとった。

「絶対 今井さんと結ばせてあげる。
死んじゃった赤ちゃんだって パパとママが
一緒にいれたら嬉しいと思うもの。」

「そうだね……。」


今井との悲しい別れが近づいている。

マリには言わないでおこう。
そして篤朗にも・・・・・・

この想いを隠して
篤朗を解放しよう。


篤朗には篤朗によく似合う
元気で活発で愛らしくて


そして健康な人がいい。
篤朗が望む 元気な子供をたくさん産んであげられる女性。


篤朗と・・・・終わりにしよう。
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