略奪愛の結末
結局篤朗と会ったのは 式の打ち合わせの時

今はお腹の大きいお嫁さんも多いみたいで
ドレスはとてもたくさんあって
私はその中から 二着選ぶのが大変だった。


「だって何着ても似合うんだもん。」

姉が
「それはそうだけど 早く決めなくちゃ。
篤朗に何色がいいか聞いた?」

「何でもいいって言うんだもん。
一番似合うのでいいよって~~。」

「そう それはごちそうさま。」

「そういえばあの子は オレンジ色が好きだったわよ。
高校の時 いきなりオレンジのものに目覚めて
お年玉で部屋をオレンジ色にしてたけど。」

ということで
純白のウエディングドレスと
オレンジ色のドレスに決めた。


タキシードを着た 篤朗が部屋に来た。

私はちょうどオレンジ色のドレスを試着していた。

「篤朗 似合うね~~素敵~~。」

スタイルのいい篤朗には 真っ白なタキシードが
よく似合っていた。

「かっこいい~~」絶賛する私に ママが

「ありがとう。」と言った。

「何でかあさんが ありがとうなの?」
篤朗が言うと

「だって私が産んで 育てた子がこんなに褒められたら
嬉しいじゃない~。」そう言ったから

みんなが一斉に笑った。

「何言ってんだか かあさん。」

篤朗の笑顔が見られて嬉しかった。

「マリちゃんも可愛いわ~こんな可愛いお嫁さん
おかあさん 鼻が高いもの。
親戚中がきっと お似合いって言ってくれるわ。」

「篤朗 どう?私 綺麗?」

篤朗に聞いた。

「うん。綺麗だね。」

篤朗の言葉に 天まで上りそうだった。

 
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