略奪愛の結末
「今さ・・・話してたって言ったよね。」

言葉を確かめるように俺はゆっくりと真紀を見た。

「あ……う……ん……。」

「メグと連絡とりあってたりするの?」

真紀は無言になった。

「真紀さん?」

「あ たまたま卓朗と結婚したことをはがきで伝えたら
メグから連絡があって・・・・居場所は
ハッキリしてないんだけど 友人から聞いて
すごくビックリしたと言って……行方不明だから
メグには連絡できなかったんだよね。」

「もしかしたら 川崎?」

「どこにいるのかは…ハッキリは……
ただ元気そうだったわ。」

「友人ってどの人かわかる?」

真紀にしがみつく。

「ね…篤朗くん
居場所知ってどうする?どうにかなるの?
メグに会ってどうするの?」

その言葉に答えを失った。

「いたずらに会いたがっても……
篤朗くんには 飛勇くんがいるんだし
もうこの幸せを壊すことはできないと思う。
キミがしっかりしてないと
メグは姿を現せないと思うんだよね。
あ!!ほら見て!!!」

真紀の声に視線を飛勇に戻すと
小さい体でボールを勢いよく蹴り上げた。


そしてそのボールは
ゴールにカーブを描くように吸い込まれていく。

「お!!!」

ギャラリーからの歓声


「すごい すごい!!!」真紀の声

そして飛勇が俺を見て 手を振った。
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