略奪愛の結末
「コーチに話てきてあげるよ。」

そういうとその人はホイッスルを持っていた男性に
声をかけてくれて
飛勇は飛び込みでいれてもらった。

子供が頑張るの見るのって こんなに楽しいんだな

飛勇のボールへのタッチが多くなるたび
俺の心も一緒に走り出して ゴールを決める。

「おはよう~。」

後ろから声がして振り向くと真紀がいた。

「おはようって何 運動してんの?」

「いつもは卓朗と走ってんだけど 今日は
卓朗は出張だから一人なの。」

「兄貴がランニング?マジ?」

「最近お腹出てきたから 引っ張り出したの。
だって気持ちいいでしょ?って飛勇すごいじゃん。」

「うん 仲間に入れてもらったんだ。
けっこうゴール決めてる。」

「いい顔してたもの。父親の顔。」

真紀は何も知らないのに 複雑な気持ちになる。

「そんな資格も備わってないのにさ・・・・
一応父親だもんな。飛勇には教えられるよ。」

「マリちゃんは運動はダメなんでしょ?篤朗に似た?
それともメグの血も流れてるのかな。」


ドキンとした。

「メグはめっちゃ運動神経よかったんだよ~
学校の球技大会なんてもうヒーローだったな。
あの頃がなつかしいわ。
私たちもすっかりおばちゃんだからね。」

「おばちゃんって・・・。」

「昔に戻りたいって思っちゃうこと自体が
後ろ向きでイヤになるねって…話してたんだよね。」

・・・・・。

真紀の話に一瞬頭の中を整理した。
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