略奪愛の結末
「新しい携帯になるから 俺のアドレスと電話番号教えるな。」

沈黙を破ったのは 篤朗だった。


「ほんと?電話とかメールとかしていいの?」

「もちろん~~どんどんしていいよ。」

天にも昇る嬉しさだった。

「やった~~~。」

「俺も気になるしさ。きみたち姉妹のこと。
いろいろ報告して。」

「気になるって?」

「マリはしっかり勉強してるかとか
悪い虫がついてないかとか……
メグさんは……頑張りすぎて くたびれてないかとか…。」

篤朗のまっすぐな思いが伝わってくる。

篤朗はきっと 私たち姉妹の元に
戻ってくる

その時そう予感したんだった。

「うちら姉妹のこと 忘れないでね。
篤朗がいてくれたら安心だもん。
おねえちゃんもきっと そう思ってると思う。」

「うん。」

篤朗が私を見て頭をくしゃくしゃにした。

「かわいいな~おまえは~~
いつまでも天真爛漫で 俺を癒してくれよ。」

心は伝えられなかったけど
篤朗と私そして 姉の間には しっかりと結ばれた
絆があるような気がした。

「三年したら ここへ戻ってくるからな。」

「その時は私も少しは大人になってるわ。」
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